リニューアルしたドラえもん

深夜帰宅してから視聴しましたが、当初の不安を吹き飛ばす…とまではいかないにしろ、かなり良い方向にリニューアルしてくれたなぁ、と安心できる完成度でした。藤子F先生のSF(少し不思議)感を失って久しい旧ドラから一転、SFテイストあふれる内容の一時間。少々のび太が頭良すぎる様にもみえますが、原作ののび太は意外とふてぶてしい奴ですし、より原作らしくなったなと感じました。何よりのび太の家!やっと原作通りの間取りになった!のび太の服も原作通り赤に!わかってるなあ〜。キャラクターも藤子F先生の絵柄を再現しようと苦心した成果がでてると感じました。そのせいか(?)肝心のキャスト変更も個人的にはそれ程違和感無く見れました。ドラの声がのび太の声と似ちゃってるのが気になった程度ですね。それより驚いたのはのび太ママの声が三石さんだった事です!(笑)

今回の監督さんは藤子F先生の原作のテイストを大事にしたいとの事で期待しています。正直旧ドラの様な説教臭く退屈な作品はもうウンザリしてたので、原作の持つ「毒」の部分、のび太のマイナス面を面白く描いて欲しいなあ、と。コロコロコミックを創刊号から愛読し、ドラえもんファンクラブに入っていた当時小学5年生だった私達がアニメ放送一話で感じた落胆*1。あの時の無念が、なんとなく今回のリニューアルで果たされたな、なんてのは褒めすぎ…ですね。まあ今後に期待という事で。*2

*1:私たちはSFコメディとして読んでいたのに、あからさまな子供向けでガッカリ。特にOPの子供っぽい歌にはコロコロ誌でも非難が集中し署名運動にまで発展、結果主題歌がすぐ「ぼくドラえもん」に変わる、という結果になりました。

*2:念のために書いておきますが、私は3年連続オールナイトドラえもんを見にいった程度にはドラえもんアニメ版を愛しておりました。「ぼくたち地球人」までは…