雷電Ⅲ

アーケードからの移植。息の長いシリーズですが、今回は雰囲気・敵デザインなど１作目を踏襲し、ビジュアルはポリゴン化しての登場です。アーケードで見たとき「ポリゴンなのにウェザリングかかっててカッコイイやん！？」と感心していたグラフィックの再現度も高く、PS2にしては緻密でかなり頑張ってます。CDメディアですがロードも快適。お手本プレイや設定画閲覧、さらにゲーム内のポリゴンビューワもついて至れりつくせり。久しぶりに弾幕で無い、楽しいSHTを遊んだ気分になれました。1作目に似てると言ってもステージの長さ等は最近のSHTにあわせ短くなってますし、敵を素早く倒すことで倍率のあがるボーナス要素なども導入され気軽に遊べて熱いゲーム性に変わってます。最近のSHTには無い「高速で狙い撃ってくる」敵の存在でアーケードでは今ひとつ盛り上がらなかった感がありますが（要はムズい）、このPS2版はその辺りの調整が見事。ベリーイージーでは雑魚敵のほぼ全ての弾が迎撃可能という目から鱗な仕様になっています。この割り切り方はナイス！他メーカーもマネした方がいいですねコレ。もちろんラストステージ付近では破壊不能弾も混ざってきますので結構熱くなれます。つか俺１コインじゃムリｗ
と、個人的には大満足なこの一本なのですが、これだけ良く出来ていておまけ要素もバッチリでも、5800円という価格が割高に感じてしまう人は多いんでしょうね。ああ、こうしてSHTは廃れていくんだろうか…。SHT好きにはゼヒ遊んで欲しいんだけどなあ。

雷電III