ウルトラマンメビウス3話「ひとつきりの命」

いきなりバードン登場でウルトラマン大ピンチ。ウルトラマンが生物である、という視聴者にとっては当たり前の事実を劇中の面々が実感する話でした。お約束(&タブー)を丁寧に紐解いていくこの感覚良いなあ。
ウルトラマンって死んだことあるんですか!」「カラータイマーは単に危険信号を告げる器官では無く、あの輝きこそがウルトラマンが生きている証なんですよ」「あいつはわずか3分間の命を削りながら……闘ってるって事か」今回もセリフが素晴らしい! 今年のウルトラマンは防衛隊とウルトラマンの関係がこれまでとは微妙に異なっていて「(ウルトラマンという)伝説に頼らず地球は自分達で守る」スタンスの防衛隊チームGUYSと「兄弟達が地球に訪れ感銘した人間を学びたい」新人ウルトラマンが共闘していく、という構図になっています。ここまで防衛隊が活躍してるウルトラシリーズも珍しい。
何より防衛隊のメンバー(及び視聴者)が、過去のウルトラシリーズのエピソードも踏まえて解釈しなおす、という素晴らしくもアクロバティックな試みが面白すぎます。
「地球の環境では3分間しか戦えない虚弱体質なヒーロー」ウルトラマンの姿を見て「命を削って戦ってる」と感じ入る隊員。この熱い繋がりを見せてくれる事につい涙腺が緩くなるのです。そして捨て身で闘おうとするウルトラマンを救った隊員が「おいウルトラマン!オレはな、たった一つしか無え自分の命を粗末にする様な奴に、この星を守って貰おうなんて思わない!絶対に思ってねーからなっ!」このすげーツンデレぶりに泣かずにはおれません!(笑)
願わくばこの調子を落とさず突っ走って欲しい!とりあえず今年はメカのおもちゃ買って応援するから!べ、別に欲しいわけじゃないんだからねっ!(笑)