ひぐらしのなく頃に最終回「リテイク」(ネタバレなし?w)

テレたまは本日が最終回でした。うーん、ちょっと作画も演出もヘンな方向に弾けてたかなぁ。ただでさえギャグに見えてしまいがちな屋上バトルが軽くてチャラチャラしてたし。ああいう場面こそ死と隣り合わせのリアル感溢れる落ち着いた作画でやって欲しかったんですがー。オチも含め、おそらくアニメ版しか知らない人にしてみれば非常に肩すかしというか、狐につままれた様な最終回だったんでしょうねぇ。原作でもこの編がターニングポイントでして、冷めて離れた人もかなり居た様です。極端に同人とか減ったしなぁ。解答を進めてしまう事で、神秘性も薄れキャラクターも固定化し、さらには過去の裏設定なども見えてきてファンが好きに弄りづらくなっちゃったんでしょうねぇ。ヘタに扱うと、その後原作で設定を覆されたときとかスゲー恥ずかしいし!(笑)
と、脱線しましたがアニメ版の話に戻します。えー、不完全燃焼だー、とか伏線どないなっとんねん!って人は、ぜひ原作のプレイをオススメします。全編読了して今なお興奮冷めやらず、ドラマCDなり買ってる俺がいる訳です。60㎝沙都子だって作りました。それくらいには面白かったし、好きで居続けられるノベルゲームです。 今回のアニメ版は、例えるなら原作を8倍速ダイジェストで見たようなもの。瞬間的に面白いシーンはあっても余韻はありません。穏やかな日常がいつの間にか惨劇の舞台と化す恐怖。豊富な比喩と細やかな心理描写の秀逸な原作を是非やって欲しいです……と宣伝乙しときます。今買うならPS2版でしょうけどね。俺も限定版予約しますヨ。選択肢とイベント絵が付いて殆ど別物というか新作ですよコレ!
まあ、アニメで興味を持ち年末のPS2版を買う人を増やす、という宣伝効果として本作はちゃんと機能してたと思いますし、なんだかんだ言って毎週楽しみに見てましたヨ。最終2話の沙都子は妙に萌えだったし。やっぱね、頬が朱に染まるのはね、いいですよぉ〜んっふっふっ!

「結局アニメ版はキャラデザさんの演出スタイルがそもそも作風に合って無かったんじゃありませんですこと?繊細な描写よりダイナミックなディフォルメが得意な方の様ですし〜。鬼気迫るシーンが基本お笑いでしたものね。ほっほっほ!」
っておい、それ言っちゃヤバいだろ!(笑)
……いや、絵そのものは好きなんだけどね。表情バリエーションがね……