仮面ライダー響鬼・最終之巻「明日なる夢」

最終3話は細川さんが脚本のかなりの部分をリテイクしてるらしく、最悪の最終回ってセンは逃れられたみたいですね。雰囲気的には良かったのでは無いでしょうか。ただ、やはりもっと鬼達の活躍、無条件に頼れる「ハレ」の部分が見たかった所。特に井上脚本になってからは、たちばなのおやっさんの無力化が酷く、正月に至ってはトドロキが戦ってる事すら知らないマヌケ親父に。これじゃあ明日夢が鬼の世界から離れるのも無理はないよ、とか視聴者に思わせちゃアカンでしょー。そのせいか、響鬼さんが「俺についてこい」とコクる(プロポーズか!?)シーンに至っても「いや、別に鬼の連中より医者の方が偉いよなやっぱ。役に立つし」と思ってしまうわけで。プロット的には望んだはずの閉じ方ではあったんだけどなー。鬼側の魅力が激減しちゃったからなー。鬼も悩むし人間なんだ、の部分が嫌な方向にシフトしちゃってたのまでは揺り戻せませんでしたね、って感じの最終回でした。敵側の設定もロクに消化してないしなぁ…威吹鬼の兄貴はドコいっちゃったんだよ…。
う〜ん、アマゾンを目指してたらスカイライダーになっちゃったよーな、無念さを残す作品でした。惜しくは…無いのがまた寂しいですがー(以下リュウケンドーに続く)。