ウルトラマンメビウス2話「俺達の翼」

うおお、1話に続いて今回も良いなぁ!成長ドラマの醍醐味が2話でもう発揮されつつあるヨ!隊員サイドのドラマに尺を割いてるので出撃一つとってもアツい!情報誌で写真を見たときは「今回は戦闘機にファイアパターンあってダサくね?」と思ってたら……くう〜っ、やられた!手塗り仕様ですか! まあ所々ご都合な部分はあれど(しかも結構大きなスルーっぷり)、SF的ウンチク部分も過去のウルトラとの接点も全てカタルシスを盛り上げる為に作用させてるので安心して見ていられます。何より真面目に「過去ウルトラマンが来ていた地球」の話を投げずに構築しようとしているのに感心しました。特に今回、防衛チーム側に時間制限付きの攻撃モード付いたのは目から鱗。カラータイマーと同レベルでハラハラできる要素が追加されたってのは画期的ですよ!怪獣を竜巻で吹き飛ばす戦闘機!スペシウム弾とかネーミングもグッとくるし、オーバーテクノロジーの軍事利用とか空想特撮ゴコロを上手く突いてくる!既にウルトラマンとほぼイーブンな共同戦線を張れているのも面白いです。大抵シリーズラストあたりの展開だもんなあ。
また映像面も素晴らしいですね。着ぐるみ感が今回は薄いというか、ちゃんと巨大感を感じられる撮り方で。自然光を利用したオープンセットが一時期流行りましたが、スモークを炊いた中でのスタジオ撮影ってのも良いですね。薄闇で怪獣とウルトラマンの眼光が光ってるのは文句なしにカッコいい!グドンというセレクトも渋い!手の鞭攻撃という一芸に絞り、他は抑えた芝居にする事でキャラ立ってたし、やられた時の表情とかちゃんと出てましたしねー。数年ぶりに怪獣ソフビが欲しくなりましたよええ(笑) 必殺技前の溜めた静けさとか、尺短いのに頑張ってるなぁー。今年のウルトラマンは伝説に残るかも知れないですわマジで。
そして次回。予告で「生命の危機を伝える胸の輝き。でもあの輝きこそウルトラマンが生きている証なんです」とかいきなりアツいセリフ言ってましたが、また新鮮な切り口の話を見せてくれそうで楽しみ。「懐かしくて新しいウルトラマン」頑張れー!