リトルバスターズ!エクスタシー・たぶんコンプ(ちょいバレ気味?)

CG及びシーン回想が100%になりました。ただゲーム中のグローバルな条件によるテキスト差分が非常に細かく多いので、全部を読めてるわけじゃないと思います。あーでも久しぶりに「読破したー!」って確かな満足を味わえました。いつもの鬱で悲しいkeyとはちょこっと違ってるんですが、その展開も個人的には好ましいものでしたヨ。冒頭部分がいきなり安っぽいマンガ展開でちょっと入り込みづらかったですが、以後のキャラクタードラマ部分は楽しいもので、友情に厚い仲間たちとのやりとり、新しく仲間となっていくヒロイン達との親交部分の双方が楽しめるのも面白かったです。正直、18禁要素はあんまりいらん、というかノーマル版のサービスシーンを充実してくれた方が嬉しかったりする派ですが、新キャラや追記されたシナリオもあるので、やはりエクスタシーをプレイされる事をオススメします。特に、これまで泣きゲーや鬱ゲーが嫌いだった人でも、リトバスなら大丈夫かも知れません。友情のオハナシがメインですし。

えー、あとはコンプした時点での私の好きなキャラクターランキングベスト3を書いておきます。

★1位:朱鷺戸沙耶
エクスタシーで唯一追加されたキャラクターだけの事はあって、痛快で泣けるスゲー良い話でした。ドジというか自爆系キャラというとちょっとウザく感じたりするものですが、このヒトは嫌みにならず、むしろ保護欲を刺激されるタイプでした。そんなキャラがぐいぐいと物語を(ヘンな方向へ)引っ張っていくのですから、楽しくないはずがありません。ほんと、読んでいて喜怒哀楽の感情を一番刺激されるシナリオでした。
kanonをプレイ後、しばらくOPテーマの前奏がかかっただけで涙腺をやられたりしたものですが、沙耶のテーマ曲がかかったら同じ事になってしまう自信があります(^^ゞ
今、リトバスでドールを作れ!と言われたら、たぶん沙耶を作っちゃうのでは無いかってくらい、造形的にも好きですね。


★2位:西園美魚
おとなしそうでツッコミ体質、的なキャラは好きなんですよねー。最初から最後まで安定して好ましいキャラでした。他キャラのルートでも良い感じだったのも大きいかな。あとは、開始時に幸せそうじゃないあたりが良いのかも。ほら、この手の作品って、誰からも好かれてる笑顔キャラって、その後転落することになるじゃないですか?(笑)その点、最初がちょっと不幸せ系なキャラは、そこから後は上がっていくパターンなので、安心して読み進められるのですよねー。まあ、もちろんそんな単純な展開だけじゃないんですが(^^ゞ 
公式イラストでの、笑顔でジャンプしてる姿とか非常に好きです。


★3位:笹瀬川佐々美
ほ、ほんとならクドが入る筈だったんですが……佐々美シナリオの、ある意味変化球、実はヒロインの王道的展開のオハナシで、好きにならずにはおれませんでした(笑) ドタバタコメディ的なのも微笑ましかったですしね。身勝手なお嬢様に見えて後輩からの信頼に厚かったりと、慎ましやかな高スペックが好ましいです。

4位にはクドリャフカか鈴ですね。鈴はシナリオ分量が割かれてる分、そりゃ好きになるさー、てな感じですが、他のヒロインと異なり、自分自身の抱える問題が特に無いんですよねぇ。当人の中身があまり語られないまま終わった感があるので、作品を象徴するイメージとしては良くても、ひとりのキャラとしてはどうかなー、と思いました。クドについては、キャラ立ちや要素的にはかなりのツワモノなのですが、話がイマイチ感情移入できずに終わってしまいました。私が個人的にけなげキャラにはあんまりコないタチという事もあるかなぁ。でも、主人公の事を一番好きなのはおそらくクドだよなあ、とか思い始めるとクドも捨てがたくなる今日この頃。

あー、リトバスアフターとか出ないかなあ。楽しい話になるんだったら絶対買うんですが。あとは京アニにアニメにしてもらって……でも沙耶は登場できなそう……ううっ……(^^ゞ