君に届け

うわー、生まれて初めて地上波アニメの、それもBlu-ray発売を待てずにDVDシリーズなんて買ってしまったヨ。しかもエロ系じゃないヤツを!(笑) 

え〜、それくらいイマ私が気に入ってる作品が『君に届け』通称キミトド。別冊マーガレット連載の少女マンガが原作のアニメです。関東では日テレ火曜深夜枠で放送で、ちょうど2クール目に突入したところですが、もー毎回楽しみに見ています。視聴後に胸が透くというか、後ろ暗さの無いカタルシスが得られてすげー癒されるのですわー。
女流作家さんの作品ってどこかリアルスティックというかドライというか、冷や水浴びせられるよーな鬱展開が付きものなイメージがあって個人的には苦手なのですが(実は中古だった!等も含む)、本作はですね、もーそーゆーのナシ(笑) 恋も友情もある学園モノにありがちなダークでシリアスなトラブルの数々!は出てくるんですが、主人公の黒沼爽子が無敵にステキ! 鬱展開フラグを華麗にスルーorクラッシュしてくれるのですげースッキリ・ニコニコして見てられるのです。ヤダ俺キモい、ってなくらいに。
このカタルシスは、全くジャンルが違いますが、ジョジョの奇妙な冒険二部・ジョセフの悪知恵を披露された時のようなカンジに近いと個人的には思ったりもしましたがやっぱ違うか(笑)「あ〜、そうきたかー!」「おお、こう乗り切った!?」みたいなさ。 もちろん本作はバトルモノではなく、今時まず居ないであろうピュアガール爽子のささやかな頑張りと、それによって感化されていく周囲の人たちのハートウォーム系ドラマなのですが、ヌルいだけの日常ドラマよりも楽しんで見れているのは、やはりこの爽快感があるからなんだろーなと改めて思っときます。オンエアを見て、そのままリピートでも一度見る作品って今まで無かったわー。1エピソードあたり4回以上は見てるんで、背景指定ミスとかそーゆーのまで気づくようになってしまいました。14話のトモ&エッコの背景が女子トイレになってたけど、本当は廊下だろあれ。DVDでは直ってるのだろーか……

あ、DVDの内容ですが、特典の音声ドラマが意外にボリュームあって良かったです。さらに出演声優さん達の作品に対する対談的なトークも嬉しいですね。交換日記を模したスタッフ達の制作日誌まであって、原作が好きな人たちが大事にこさえてる感をヒシヒシと感じられる内容でした。3話収録で3990円と安価なのもGOOD。唯一微妙だと思ったのは爽ちゃんストラップくらいか(^^;) つか普通にフィギュアで出してホスィです。ガシャポンでいいからさー!

しかし、やっぱ地デジで見る映像より、DVDは画質落ちてますね。現状アニメDVDが売れなくなった原因ってのはコレだと思うのですが、アニメ業界の方々は自宅で地デジとか見ないのかしらん(^^;)